ブレイブルー、マジック:ザ・ギャザリングを中心とした、対戦格闘ゲームやカードゲームに関するお話をするブログ。
イベントの告知、カードやデッキ考察等などあれこれ掲載していきます。

2023年10月16日月曜日

【イベント】鳴海の部屋 24時間生放送2nd │ 大会・タイムテーブル


イラスト:8さん


日時/タイムテーブル

【日時】
11月10日(金)20時~11月11日(土)23時くらいまで
※途中休憩を挟みます。
※下記タイムテーブルは途中変更になる場合がございます。
※参加募集フォームは別日にお知らせいたします。

【タイムテーブル】
◆ブレイブルーNリーグα 20:00~23:00
・現時点最高段位英雄以下限定2on2。
・トーナメント形式。
・PS版~steam版どちらも開催。
・練習配信のタイトルに【鳴海の部屋ブレイブルーリーグ】を名前に出していただくことを了承いただける方。


◆居酒屋鳴海 今夜も眠れない特別編 23:00~05:00
・Steam&PSプレマ同時並行対戦会。
それぞれ最大8名部屋にします。
・配信仕様の都合上一旦5時〆。

◆喫茶なるみ ランチしながら雑談とキャラ攻略・トレモ会 12:00~13:00

◆オペレーション:N 13:00~15:00
・鳴海or冥王以上の方1名vs.赤段位の方5名。
・ラストの方は2ライフ制。
・1先なので、ターゲット側は一度でも負けたらチーム勝利。
・steam、PS、どちらかパーティが組めたらスタート。
・ディスコード繋いで通話しつつ対戦お願いします。
・鳴海が休憩したくなったら他の人に代わります。

◆ファイトクラブ24時間生放送特別編 15:00~18:00
・最大16組まで(いつもの2倍!)。
進行具合により増減有り。
・配信仕様の都合上一旦19時〆。

◆ブレイブルーNリーグチャンピオンシップ 19:00~
・2on2総当り。
・先着6組まで。
・現時点輝神~天帝のペアのみ参加可能。
・練習配信でタイトルに【鳴海の部屋ブレイブルーリーグ】を名前に出していただくことを了承いただける方。

◆グランドフィナーレ 大会終わり次第



以上のルール、設定等詳細は別日に告知いたします。

#鳴海の部屋
#ブレイブルー
#BBCF

2023年10月3日火曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part9 天と地の差を味わう │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



2010年7月。
満を持して発売された家庭用 『ブレイブルー コンティニュアムシフト』
昨年の年末大会以後、中々結果が振るわなかったゼクスラグナを強化する時が来た。




家庭用発売に伴い




家庭用を購入し、ストーリーモードを必死の形相で終わらせると(※CTより分岐は少ないが、何度もループして見せられるハザマのセリフの箇所には流石に堪えた…。)、ランクマに潜り必死に対戦。
実力を上げたこともあり、連勝数を次々と積み重ねていく。

ここから、プレイヤーの実力指数となる“PSR”が登場。
勝敗によって数値が変動するため、勝てば勝つほど上げることができました。
再びランクマに潜る日々が始まりましたが、ここで師匠と再び対峙することに。

自信満々で挑んだ対戦でしたが、その圧倒的な攻撃力と防御力の前に敗北。
やはり師匠、ブラッドカインのコンボは誰よりも高く、ゲージを使ったのにそのゲージを回収し、更にはその溜まったゲージで再びブラッドカインをするというレベルまで既に達していたので手も足も出ず。
少しは差が縮まったかな~と思ったら、ラグナそのものが強くなっていたこともあり余計に実力差を感じましたね。
この時のラグナを知らない方は、CS後期の対戦動画を覗いてみると面白いですよ。減りすぎですから。

ランクマのみならずプレマにも参加させていただき、いつも通り師匠に対戦をお願いし、がっつり対戦。その中でブラカイコンの基礎を学び、大会結果などを伝えたりしました。

すると、師匠からとんでもない話が。ちなみに、師匠はもっぱら家庭用ゲーマーでありアケにはあまり行かない人だったんですが……。

「実は九州一を決める大会がありまして、そこで優勝しました」
ゼクスは思わず叫びました。

ラグナは確かに強くなった。
だが、それ以上にライチとバングの壁は分厚く、アラクネという凶器も未だ健在。
内容を聞くに、決勝はラグナ、アラクネ、ライチの三つ巴戦だったという。
そんな中優勝する師匠……あまりにもかっこよすぎる。

興奮が冷めた後、一気に我に返った。 自分は、まだ何も成していない。

確かに昨年、ランダムチーム戦でありながらも優勝はした。 しかし、一人で優勝というのは一つとして無かった。
GAME41での優勝を一番に心掛けていたので、それを達成しないことには、師匠に追いつけないと思っていました。

ここで、予期せぬ災難が別の形で降り掛かってくることになるとは……。



家庭用シリーズ初のキャラ追加




タイムリリースキャラというのは前作でもありましたが(ハクメンとニュー)、家庭用からプレイアブルキャラクターが追加されたのは初めてのことでした。
令和のご時世では、家庭用でキャラクターが増えるなんていうのはなんも珍しくもないことですが、この頃はゲームセンターからではなく家庭用ゲーム機専用でアップデートが入るというのはかなりの大事でした。

そんな中で登場したマコトとヴァルケンハイン。
その力は、どちらも最凶そのもの。

アーケードでのランクで言えば、上からライチ・バング・ラグナが強キャラとされていました。
ですが、その3キャラを容易く超えてしまうレベルの強さがこの2キャラにはありました。
家庭用で必死に練習をしていた自分のラグナがこの凶悪な2キャラに敗北を味わう度に、愛しさも切なさも心強さも生まれなかった。
ただただ虚無。からの怒り。

「家庭用からの追加キャラだからってこんなに強くていいの!?」
などと叫んでいたわけですが、そんなことを言ったところでどうにもならないので再度虚無。

悔しさをバネに、大会で優勝することを目指してこの頃からスタートしたことは、ランクマだけではなく、プレマをするということでした。
特に、ボイスチャットを使ったプレマによる交流。
こういったことをCT時代では一切やったことが無かったため(なんか、会ったこともない人とプレマ部屋の閉鎖空間でお話するというのがなんか怖かったんですよねこの頃は……)、意見交換しながら対戦できるのは非常に面白い体験でした。

今で言えばDiscordを使って対戦をしている人が主に多いと思いますが、この頃はPS3のプレマ機能の一部をそのまま利用して対戦していました。

そんな中で出会ったプレイヤーの中で、まさかCFになってから出会うことになる人が居るとは夢にも思わず。
この”夢にも思わず”というワードがいつでも出てくるが、本当にここまで続けていると面白いことがたくさんあるもので、その楽しさを感じる度に「ブレイブルーをやっていてよかった」と思えるのです。

今後ご紹介するジークさんの師匠にあたる”ヴェルサス”さんや、現在ココノエを使っている当時ハクメン使いだった”やてん”さん、CFではマイ使いになった”ともれろ”さん(当時ジン使い)などなどの方々も、この頃のボイチャ対戦によって接点を持ちました。

ゲームセンターでの繋がり、ネット対戦での繋がり、それぞれに共通しているのは、”ブレイブルーで対戦したことがある”。
今後、こういった繋がりがどんどん大きなイベントへと続いていく。

その時は些細なことと思っていても、長い期間を置いてみれば、本当に大切なことだったと思えます。
対戦格闘ゲームは、長くやればやるほどいいことがあるものです。
勿論、その裏にある悔しさや難しさはついてきますが、その気持ちを味わってでも続ける価値があったなと、鳴海は思うのです。

ラグナの調整、更に膨らむ新たなプレイヤーとの出会い。
今後、まだまだお話していない、ゼクスと鳴海のお話を綴ってまいります。
それではまた、次回以降に。



次回、CS2編にて。



2023年9月21日木曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part8 最高にハイってやつ │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



新たなラグナの強さは何か?
それを引き出すためには何が必要なのか?
答えを求め、ひたすらにゲーセンでの戦いを続けていく中、一人のハザマ使いに出会う。



あのハザマに出会った日




対戦動画を見て強い所を盗む。
この行為は格ゲーを本気でやり込み始めた初期の頃には誰しも通る道だと思います。
ですが、探しても居ないキャラクターは残念ながらいるもので……。

例えばCS時期、レイチェルは極端な弱体化により絶滅したと言っても過言ではないレベルでした。
CTであれ程猛威を奮ったキャラクターも極度の性能低下を見せると、ここまで人が居なくなるのかと、ある意味で勉強になったものです。
もし自分がレイチェル使いだったら、参考にできるプレイヤーがおらず、ネットにアップされる対戦動画を今や遅しと待つしかありませんでした。
ですが、ラグナは溢れ返るように使っているプレイヤーが居たため、真似さえできればすぐに最適化することができました。

こういった側面で強くなっていったことを考えてみると、“自身で何かを見つけ出す力”に関しては人一倍遅くなった(もしくはその力を養うキッカケを得るのが遅くなった)要因とも考えられます。
自身で新しいものを見つけ出すことは、例えキャラ対策やプレイヤー対策が煮詰まったと思っても、別の人の視点を取り入れれば違った対策が生まれることもある。

そういった力が、対戦格闘ゲームにおいて非常に重要なファクターであるのは、歴戦の猛者を見ていれば周知の事実。
その思考と、対策を常に考え続けることのできるプレイヤーが身近に居たにも関わらず、この時期でそれに気づけなかったことは自分のことながら勿体なかったと思いますが後の祭り。

ある日のGAME41大会。 一人のハザマ使いが、野試合であらゆる者を蹂躙していた。
プレイヤーネームはのぜ。 後に、全国覇者となるハザマ使いですね。

スガイにもハザマ使いは数人居りましたが、ゼクスラグナは負けることこそあれど負け越すことは絶対になかった(という思い出補正。絶対負け越している時はあったと思いますが、それくらいの気概でした)。
しかし、この男のハザマは容易く倒せるものではなかったからこそ痛烈に印象付けられたわけです。
高いコンボダメージ、邪悪の極みであるウロボロスの派生。
CT時代の悪夢(ν-13)が復活しそうになるレベルで、のぜハザマは驚異に感じられました。
この頃、ゼクスラグナはまったくといっていい程勝ちをもぎ取ることはできない状況が続いていたのです。

しばらくの間このハザマに苦しめられることになりますが、逆に助けられるシーンも出てくるですから、対戦格闘ゲームを長く続けるということは面白くもあり不思議な展開になるなぁと。

ちなみに、この時抱いていたゼクスの心境は、”殺意”。



ついに訪れた瞬間




のぜハザマと対戦した衝撃からそう遠くない日。
年末頃に行われたマキシムヒーロー店のブレイブルー大会。
最初にランダム2on2を行い、その後は紅白戦。

なんと、一つのイベント参加者で70名を超えるという、今ではまったく考えられない規模の大会となっていました。
※遠征者は含まない。北海道勢のみ!!
CTから始めた人、ギルティの流れでブレイブルーをやっている人、CSからブレイブルーを知って始めた人、それぞれが一同に介して参加したイベントでした。

ランダム2on2なので、くじで相方が決まりチームを組む。
この時の相方は元々ギルティプレイヤーであるTADさんでした。
CT、CSでライチを使い、ここまでの作中でほぼほぼ勝ちを拾ったことが無い方とタッグを組むことに。
更にこの時のCSライチは群を抜いて最強クラス。
非常に強力になったラグナをも超える強キャラなのに、強いプレイヤーが使ったらそれはもう手がつけられないに決まっている。
そんなこんなで奇跡的にTADさんとチームを組めたゼクスラグナ。

途中経過は朧気なので、相手が誰だったのかまでは思い出せませんが、一回戦から決勝戦までの間、二人共一度も敗北することはなかったので、お荷物のまま終わることはなかったと思います。

準決勝の相手はキョージュカルル&のぜハザマ

「なんてことだ……もう終わりだ……」

当然そんなことを口にはしちゃいませんでしたが、のぜハザマが相手チームに居たことはゼクスにとってかなりの絶望感。
TADさんも「こりゃ無理ですね」なんて軽く笑って見せた。

初戦はキョージュカルル。たどたどしく使えるようになったブラッドカインコンボを決め、なんとか勝利。この時点で大分嬉しかったのだが、続いて出てくるのはのぜハザマ。
早稲田式のため、プレイヤーは交代しTADさんとのぜさんの対戦。

すると、「こりゃ無理ですね」と言っていたTADさんがあっさりと勝ってしまう。
恐るべし……。

強敵を超えた勢いのままに、そしてチームの強さも相まって、ゼクスラグナ、


対戦格闘ゲームの大会で初優勝!!!!!


チーム戦ですから相方さんの力が大きかったのは当然なのですが、やっぱり底なしに嬉しかったのを今でも覚えています。本当に嬉しかった。
ミウさんやあさひさんにも「おめでとうございます!」と言っていただけたことも、なんかこう自分のラグナを少しでも認めてもらえたんじゃないかっていう嬉しさもありましたし。
とにかく嬉しかった。多分TADさんに二、三回は握手を求めていたと思います。めちゃしつこいと思いつつ圧倒的感謝。

それだけじゃなく、優勝したことによって初めて声をかけてくれた人たちも居て、話せるプレイヤーさんの幅が大きくなりました。
あまりにも嬉しく、あまりにも楽しく、スガイで頑張ってきたことが実った瞬間かなーなどと思いつつ、最高な気分で帰宅したゼクスでした。
この時の興奮は未だに忘れられませんね。



はてさて、そんな中遠方に居る師匠はどうしているのかというと……。
更に高みへと登っているプレイヤー達との出会いが、ゼクスラグナに影響を与えることになる。



次回、CS家庭用編にてお会いしましょう。



2023年9月19日火曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part7 ニコ動で投稿されはじめた頃 │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



新たなバージョンにて大会に挑むゼクス。
実力は間違いなく向上していたが、優勝するというのはそう簡単では無かった。



GAME41へ行くという行為も、半年以上通い詰めれば然程珍しくもなく、その頃になると知り合いのプレイヤーさんも増えていました。
前回までにお名前を出したメンツしかり、CT時代には現札幌電撃勢で知らない人は居ないであろう、キョージュさんとも話をするくらいには輪が広くなっていった頃。
別の回にて、ゲーセンはある種の実力別で別れてるなんて話がありましたが、スガイで実力が上がったお陰か、マキシムの上位プレイヤーから「スガイでめっちゃやってるヤバイ奴が居る」くらいには思っていてくれたそうです。
(※ちなみにこれは後日知り合ったゲーセン店員Mさんから聞いた話。)

そりゃディバイダーrcディバイダーrcディバイダーをするくらいの奴ですから、確かにヤバイと思われても仕方がない。

負ける人が徐々に減っていく中で、やはり味わいたいのは優勝。 あの日。ブレイブルー大会で優勝する夢を見た日。 それを現実にできるのではないか? ということが、着実に近くなりつつあるのを感じて居ました。

ですが、現実はそう簡単ではないものです。

実際に大会に出てみると、そりゃもう周りは強い人ばかり。
EVOがメジャーリーグだとするならば、ゲームセンターで毎回開催されているような大会というのは言わば草野球みたいなもの、という例えを耳にしたりします。そんな草野球ですらゼクスにとっては修羅地獄と同じ様な場所に等しかったのです。

事実として、世界で優勝するレベルの人たちだってそういうゲームセンターの環境で育ってきたわけですから、ゲーセンで開催される大会で優勝するという価値は非常に意義のあるものとして認識することはなんら不可思議なことではないのです。

「そんなこと言って、ゼクスさん(鳴海さん)は昔からめっちゃ強かったんじゃないすかぁ??」
って疑問に思われる方に、過去のゼクスがこんなもんだったよっていう動画がありますので、是非見てください。
「え、この人も居たの!?」という面々が居るので資料的な意味合いで希少な動画があります。


ご覧になってどうでしたか?この叩かれようですよ。
「今と変わらんやんけ!w」って意見と「ゼクスさんにもこういう時期があったんだなぁ」と思っていただけたかと。

そうなんです、こんなもんでした。
それでも9年近くやってたら、全国大会に出場できるようになるくらいには成長できたんで、諦めずやり続けるといいこともあるもんですよ。

この大会で動画が投稿された後、コメントであれこれ書かれていましたよね。
ゼクスはそれで落ち込むというより、「これが正しいということをいずれコメントした奴に証明してやる」と思ってやっていました。
その結果として今があるので、このコメントを書いてくれた人には感謝ですよね。それが原動力になったわけですから。

ちなみにこのCS時代の大会によって、KDBさん(別の大会で一回戦に当たり敗北。ゼクス、相当なショックを受ける)、ハルさん(実はテイガーを使っていた。今とこの頃じゃ雲泥の差があるくらい実力者になってしまった)、イカメンさん(言わずとしれた北海道蒼トッププレイヤー。この時はまだラグナ。アズラエルが出るまではずっとラグナだったのを皆さん御存知でしたか?)など、今の札幌BB界には不可欠な面々と出会うことになるわけです。
KDBさんに至っては初めて会話したのはKOF13稼働時期でしたけどね。(※当人は恐らく覚えていない)

CTから大会によく参加していましたが、結果が良くない日の方が基本的に多い。
その悔しさを噛み締め帰ったらネット対戦とトレモ。

これの繰り返しです。
ですが、人によって成長スピードというのは違うもの。

気づけば師匠はさらなる高みへと登っていたのを、この時のゼクスは知りませんでした。



次回、CSブラッドカイン編。見逃すな。



2023年9月17日日曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part6 新作稼働!! │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



2009年11月。
ついに稼働したブレイブルーの二作目。
この作品で、ゼクスはまた様々な体験をすることになる。

しかし、この時はまだ誰も知らなかった。
CSシリーズだけで、あんなに長く続けることになるとは……。



初のバランス調整




ブレイブルー コンティニュアムシフト

ブレイブルーの二作目となるこの作品で、ハザマとツバキが新規参戦。
各キャラクターも調整され、システム面でも“ブレイクバースト”に変更。
(CTのバリアバーストは本当に使えない。相手にガードされやすすぎるし、バーストしたら否応なしにデンジャー状態。実質負け。)

ラグナの変更点は新技てある“ベリアルエッジ”の追加と、各技の性能強化。
さて、どのように調整されたのか気になるところであったが、稼働日はサークル活動があったため、夕方以降の参戦。
スガイに着くと、対戦待ちの長蛇の列。 全員倒したい!という思いを胸に新しいラグナをいよいよ使うことに。
が、その前に気になってしまった点が二つ。

・システムボイスの変更。
※鳴海はCTシステムボイス至上主義者。次点でCP。
・ラグナのCT4番カラー削除。代わりにCS4番カラーの追加。

若干コレジャナイ感を味わいながらも対戦。 少しばかりゲームスピードが早くなっており、エリアルからベリアルエッジを使い、5D経由で各必殺技締め。
かなり使い勝手が良い。
初戦はラグナ同キャラで自信がありましたが、慣れない新技とその動きがわからず敗北。

その後乱入した友人のクロルは、νが居なくなった代わりに登場したλを操作。
100円入れてλを選んだ瞬間、周りが憐れみを持って乾いた笑いを起こしたのを今でも忘れない。
その意味を、操作したクロル自身に染みたことでしょう。最凶と呼ばれたνのD攻撃が軒並み弱体化し、それ以外の技性能もイマイチと思われた。
トラウマキャラであるνの後継キャラがここまで弱いなら、ラグナの天下が来たのでは!? と心躍らせた日でもありました。

その上が居るとも知らずに……。



稼働後最初の土曜日




当然ながら、朝からのゲーセン凸。 新しいラグナをじっくりと味わっていると、ミウさん・みょんたさん・あさひさんの三名が来店。
まだまだ若かりし頃のゼクス(この頃は本当に若いときだから!!)をさくっと倒し、お昼へ。
やはりインパクトがあったのは、テイガーの新技であるガジェットフィンガー
テイガーに有利なジャンケンを仕掛けられ、あっという間に体力が溶ける恐怖。
今でもあの技の後の読み合いには付き合いたくないですよね……。
それでもしかし、テイガーはやっぱり厳しいということで終わっていったわけですが。

その後、新キャラを使い対戦をする人が現れたため、VSツバキ、ハザマ戦。
特にハザマ戦はウロボロスの強さが目立ち、かなり苦戦。
まーーーーた遠距離が強いキャラ出てきたと憂いながら対戦を進めていましたが、やはりCTを始めた頃よりも実力が格段にアップしていたため、連勝数は20以上。
完全に気持ちよくなった。

これもまた、師匠から教えていただいた賜物だと感謝しつつ、ゲーセンに通う日々。
今度こそ、GAME41での大会優勝を!
という目標を掲げ、CSラグナに慣れるためにひたすら対戦。
この時はフリープレイも開催されていたため、毎度必ず居る黒いラグナ使いとしての認知度が高くなった時期でもあります。
(※CSから始めたライチ使いのドクターさんから声をかけられるキッカケになったのはこのスガイフリプ)

ですが、こうして野試合で勝てても大会では難しいもの。 CS初期の大会参加の様子は次回にて。




2023年9月13日水曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part5 師匠に似て非なる弟子 │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



実力が上がったことを感じられる瞬間




家庭用が発売してからも、自分で自分の対戦動画を見ながらコンボ練習をしていた時期。
スガイで上位プレイヤーになるため、ひたすらゲーセン通いをしていました。
そんなある日、1人の女性プレイヤーとエンカウントしました。

対戦格闘ゲームというのは男性の方が母数の大きいジャンルであることは明白であったと思います。ブレイブルーはビジュアルも含め性別関係なく人気なんだなーと思いながら、動きは明らかに初心者ではなさそうだったので1クレ投入。

使っていたキャラはジン。
ジン戦は好きだし得意だと思っていたので、「今日も連勝しちまうか~~~」くらいの気持ちで対戦。

が、ゼクスはかつてない衝撃を受ける。
当時のゼクスにとってガー不(ガード不能。こんなんガード無理やろっていう意味)の連携だと思っていた2A>6Bが必ずガードされる。
今思えばめちゃ恥ずかしい話ですが、お察し下さい。

「そんな馬鹿なはずは……」と言っている間に敗北。
何度も対戦を仕掛けてみるも、敗北。
結局勝てずに、お時間が来たので去っていってしまった。

その相手とは、マキシムでかつて毎月開催されていた女性限定イベントに参加されていた方であれば皆さんがご存知のあさひさんである。
”特定の連携は人によって簡単にガードできてしまう”という、簡単に思えて実は攻めと守りにおける重要なポイントを教えてくれたプレイヤーの1人と言っても過言ではありません。
今でも明白に対戦した内容を覚えているくらいには衝撃でした。



さて、あさひさんとの対戦からまた数日が経ち、いつものスガイで別のジン使いの方と対戦。
その方は、GAME41で優勝をするレベルのプレイヤー。
ギルティではカイ使いのミウさん。
この時の対戦もまた忘れられないものとなっている。

対戦格闘ゲームというのは大会において2ラウンド先取が主流ですが、普段の対戦である野試合と呼ばれる設定においては、3ラウンド先取に設定しているゲームセンターも少なからずありました。
対戦する時間が長くなれば長くなるほど実力差が出やすくなるものですが、この時のゼクスラグナはミウジンに対して最終ラウンドまで進み、尚且最後ギリギリまで体力を減らしバーストまで吐かせることに成功した。
後少しのところで敗北したが、ここまで気持ちいい敗北というのは中々なかった。
GAME41で優勝するレベルのプレイヤーにここまで食らいつくことができたという功績が、自分にとって非常に嬉しかったんです。
おそらく、現在CF2をやっている若手プレイヤーも、上位プレイヤーを追い詰めるとそれだけ嬉しい瞬間というのは訪れるでしょう。
その喜びは、ゼクスも通った道。
いやー、そんな時期もありましたねー(遠い目)。

ただ、ギリギリまで追い詰めたからといって同じような試合内容になるわけがなく、”勝つ”という結果に至ることはその日一度もありませんでした。
これが”実力差”なのだ。一度勝てそう・勝ったからと言って本当に『相手に勝った』ということにはならないんだな……という教訓と嬉しさの間を噛み締めつつゲームセンターを離れバイトへ……。



ゲームセンターでの対戦で経験を得つつ、家庭用での対戦を反復している中、1人のラグナ使いを家庭用でみかけます。
今でも可能ですが、ランクマの対戦動画リプレイを見漁っていた時のことでした。明らかに他のラグナと違う動きをするラグナを見つけ、度肝を抜かれました。

それは、今まで自分が使ってこなかったラグナのゲージ必殺技である『ブラッドカイン』を使い、体力を根こそぎ奪った上で相手のバーストまで封じるという恐ろしい対戦内容。
今でも対戦内容思い出せるくらいには明確に覚えています。
然程実力も無い頃だったので、雷に打たれたような衝撃は後にも先にも中々無い体験でした。

ランクマでのリプレイ、ということから「いつかこのラグナと対戦してみたい……!」という途方もない探し方。
今みたいにロビーがあるわけでも配信されているわけでもなかったので、ただひたすら、ランクマをやるという行為でエンカウントするしかありませんでした。

エンカウントするため一生ランクマを回し続ける日々。
そしていよいよ、かのラグナと出会い対戦できる日がやってきました。
対戦内容としては、ゼクスラグナがガンガン攻めるけれど、お相手のラグナは淡々とガードを続け、ゲージが貯まるとブラッドカインのコンボできっちりと倒してくる。

戦績としては呆気なく負けましたが、それ以上に得たものが大きいので負けは気にせず次のアクションへ。ゼクスはすかさずPSNのメッセージを送ったのです。
フレンド登録を知らない人に送ったのは、これが初めて

「どうやったらラグナで強くなれますか!?教えてください師匠!!」

前後の文章は省き、かつ誇張表現で書くとこのようなことをメッセで送っていた。
放送とかでもないのに、初見で対戦した人に対ありでした、の文章以外にいきなり弟子入り連絡。
よく考えずとも中々な行動だったとは思いましたが、そこは笑って大人の対応を取ってくれた、というような感じでした。

互いにラグナの良さと難しさをメッセージでやり取りしているうちに、憧れだったラグナ使いは”師匠”となった。(明確に師弟関係だった、というよりは勝手に着いていったという言葉が適切でしょう)
ほとんど一方的でしたが、特にそれについて否定されたことはありませんでした。
現在において師匠はブレイブルーをやっていない(おそらく)ですが、ゼクスにとっても、鳴海にとっても、師匠は師匠のままです。



師匠との出会いによって、ブレイブルーを始めおよそ半年程でGAME41大会の準優勝を飾ることができました。
本当に感謝してもしきれないですね。
でもまぁ、とんとん拍子でキレイに物語が進むことはなく、次の壁が立ちはだかります。



キャラ差というのをが身に染みる




師匠と出会ったお陰で実力が鰻登りになったのは良かったんですが、ここで新たな壁に激突してしまいます。
皆さんはキャラクター差がゲームにあることはもちろんご存知のことでしょう。
これから対戦格闘ゲームを始めます!という方が読んでいる場合は是非覚えておいていただければと思います。
キャラクター別に相性と強さのレベルは確実にあり、その状況を理解しつつ対戦していくことが対戦格闘ゲームではマストな要素です。

一作目のブレイブルーでは上位3キャラがν-13、レイチェル、アラクネでした。
逆に下位キャラはテイガー(ダントツで弱キャラ)、ラグナ、バング、ハクメンあたりで、主人公は残念ながら下から数えた方が早いというね。ラグナよ、なんと不甲斐ない。
ただでさえインファイターはνに厳しいというのに、ラグナ自身の能力値も低めなので、辛くなるのは当然のことでした。

さて、ここで登場するのが大学時代の友人でもあり今でも交友関係のあるクロルという者。
彼とは家庭用オフ対戦を行うこともしばしばあり、カプコン系の対戦格闘ゲームやギルティを勧めたのはゼクス(ギルティの名前を出すとこのプレイヤーネームめっちゃややこしい)からでした。

クロルは初期に使っていたキャラクターはジンでしたが(※ギルティではカイだから、やっぱりジンになる。そのままにしておけばよかったものの……)、途中からνにキャラ変更。
自信満々のゼクスラグナを3ラウンド先取で2時間も倒し続けた。一度たりとも勝てず。

2時間も。

格上相手のプレイヤーには日常茶飯事であっても、ブレイブルーを始めた同期のプレイヤーかつそんなに実力が離れていなかったはずの相手に、これ程まで勝てなかったというのは非常に衝撃であった。
しかしこれは、今後続いていく鳴海ブレイブルー史において、非常に重要なフェーズであったとも言える。
と言いつつ、負けるたびに怒り心頭。ぶっちゃけあまりにも理不尽な強さにマジで怒ってました。
絶対にコイツ許さん!!!!!!!!!!!
ここで素体アレルギーを発症し、今日に至るまでずっと続いているという悲しき事実。

でも、この時の経験は明らかに役立っておりますのでそういう意味では感謝です。



そんなこんなでCT編はこれにて終了。
ゼクスがブレイブルーを初めてから九ヶ月後の2009年11月。

ついに、新たなバージョンが稼働することに。

次回、CS稼働編へ。



2023年9月12日火曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part4 ありがとう家庭用 │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



アーケードと家庭用、どちらも反復横跳び




ゲームセンターを通じて格ゲーの世界を知り、自分の実力を認識してから始めたこと。
それはいきつけであるゲームセンター、スガイで実力を上げることであった。

CTの頃、ブレイブルーのプレイヤブルキャラは12キャラ。
(※νとハクメンは少しズレてのタイムリリースであったが、鳴海が大会に参加する頃には既に登場していた。)

今のように使用キャラが分散していないこともあり、自分の使っているキャラを見かけることは少なくなかった。今でもラグナは主人公かつシンプルな操作性でそう少なくないプレイヤー人口ですが、CT時代はキャラパワーこそ圧倒的に低いものの、稼働半年としては及第点的に大きなダメージが出せることもあり、多くのプレイヤーが使用していました。
(いや、この頃には相当数のプレイヤーは”ヤバい”ことに気づいていたかもしれませんが)

大学が終わり部活やバイトが無い日、スガイに来るとまずは誰が対戦しているかを確認し、他のラグナが何をしているかを確認。
そこで鳴海は知りました。投げからのコンボルートを。
人のやっている内容を見て、ようやく投げのコンボを習得
※ブレイブルースタートから約二ヶ月後のことです。

勿論安めのコンボではあったが、投げという選択肢が入ったことにより、対戦の幅が少し広くなったのは大きな成長でした。

他のプレイヤーを見る→強い行動を真似してみる→自分にできれば実践でも行い、できないならできる範囲で使う。

以上の流れを一通り行いつつ、月一度行われるGAME41の大会にまた参加しました。
まだまだ一回戦敗退を繰り返していた頃ではありましたが、更に転機が訪れます。

2009年6月25日。

『ブレイブルー カラミティトリガー』のPS3版が発売。
言わずもがな予約購入した鳴海(いや、この頃はゼクスでしたね)は、休みを取って朝から寝る前まで一日中蒼漬け。
当時はスト4で熱帯を行い、またアケコンも所持していたことから、ブレイブルーもゲームセンター同様の状況で対戦。
CT家庭用の良さを挙げるなら、ランクマッチの回転率です。

今のように段位もPSRの概念も無い頃。
見るのは対戦回数と勝率のみ。
出会った相手とは容赦なく対戦。
大学2年の夏休みは、毎日最低4時間はブレイブルーという廃人っぷり。いや、蒼人?

ネット対戦は非常に楽しく、いくらでも対戦できました。
けれど、負けず嫌いな自分の性格がここでも出てくるのです。 特に、同キャラで対戦している時の連敗。かなり精神的ダメージを負いました。下手すると、大会で負けたとき以上の悔しさ。

ここでまた、「自分が何故ここまでゲームに熱くなっているのか」という自問自答タイムに入ります。
こうやって書いてて思いましたけど、この自問自答って一生終わらないんでしょうね。きっと。そんな自分が、ここまでラグナにのめり込んだのもきっと運命的なアレなんでしょう。

最初は勝率6,70%でしたが、やればやるほどどんどん勝率が下がり、5割を切った頃、本当に辞めてしまおうかとまた考えました。
でも、自分がまだ最大限にラグナを使いこなす前に辞めるのは勿体無く感じたのです。
だったら、やるだけやってから辞めよう。

当時は既にネット掲示板やニコニコ動画にコンボ動画を投稿するなど、ゲームに関する情報が簡単に入手できるようになっていました。
それだけではなく、ネット対戦のリプレイも鑑賞可能。普段はそういうのを見ないくせに、たまたま目についた一人のラグナ使いがそこに……。





次回は、実力を格段上げてくれたゼクスの師匠との出会いについてです。