ブレイブルー、マジック:ザ・ギャザリングを中心とした、対戦格闘ゲームやカードゲームに関するお話をするブログ。
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2023年9月7日木曜日

【コラム】鳴海ブレイブルー史 part3 身の程を知る │ Narumi's BlazBlue History



本記事は、別ブログで掲載していた内容をリライトして投稿する内容になります。
ただのローカルゲーセン事情や鳴海の成長記録(?)を思い出語りしている回なので、ラグナ使いもしくはマニアックな格ゲープレイヤーな方のみご覧下さい。

全部ノンフィクションで書いていきますが、記憶違いがあるかもしれませんのでそれはそれで……。



プレイヤーネーム1つで運命の分かれ道




いよいよ、初の対戦格闘ゲーム大会への参加を決めた鳴海は、当時の札幌ゲーセン事情のことなどまったく知らず、『GAME41』のブレイブルー大会へと参加します。
(※記録がもう無いため朧気な憶測になりますが、恐らくGAME41第3回ブレイブルー大会)
ブレイブルー大会はしばらくの間(というかほとんど)、ギルティギアアクセントコアの大会と同時開催で、ギルティの後にブレイブルー大会というのがいつもの流れでした。

そんなわけでゲーセンに訪れた鳴海。
そういえば、大会参加には名前が必要だった。はて、何にしようか。

本名?

いやいや、流石に抵抗がある。

鳴海?

小説書くときに使ってる名前だしなぁ……。
(※実はこの時既に使うか迷っていた)

じゃあ何にしよう。 なんとなく、自身も相手も覚えやすい名前の方がいいかなー。
ラグナ使ってるし厨二病な名前の方が忘れないかな。

よし、ゼクスでいこう。

この時、ゼクスは知らなかった。 実力さえあれば、もしくは大会の常連であればあるほど、名前は勝手に独り歩きするものだと。

そんなことなどお構いなしにギルティ大会スタート。
ギルティの大会には参加しなかったんですが、その雰囲気を見ていて気付きました。
自分は、とんでもないところへ来たと。

大学サークルの部室で遊んでいることと訳が違う。
みんなして尋常じゃない動きをしている。
軽いノリで「ギルティもやるかなw」などと思っていたら、その時点で真っ二つにされていたことでしょう。

得体の知れない何かに急かされるような緊張感を味わいながら待機。
その間、折角眼の前で対戦が繰り広げられているというのにさっぱり情報が頭に入ってこない。というか、なんか凄いことしててなんかわからん状態。

そうこうしているうちに大会が終了し、いよいよ本番のブレイブルー大会。

ブレイブルーが稼働してからまだ4ヶ月程ということもあり、ギルティをやっていたプレイヤーの方が蒼をやるという流れは、どこの地域にもあったのでしょう。
札幌でもその流れがあり、ピッカピカの新人であるゼクスは、ノーマルカラーラグナでの参加。
(※この時はまだあのブラックカラーは使用していない)

GAME41では大会形式としてブロックからの勝ち上がり者を決め、最後に決勝トーナメントを行う、ということが人数により採用されていました。
この日もそのルールとなり、3人程のブロックに新人のゼクスが。

一戦目。ラグナ同キャラ。
対戦相手は古くから居る札幌ギルティ勢の皆さんなら御存知のY氏さん。
ご本人は絶対に覚えてないと思いますが、ゼクスはそれが初めての大会だったため、今でも鮮明に覚えています。

ラグナは知っているキャラだし、なんとかなるだろう……。
と思っていたのも束の間。

敗北。

何もできず、体力をまったく減らすこともできず一方的な敗北。

当時のゼクスは、ディバイダーを盾にした攻め方しかほとんど無い状態。
立ちBを振るか、低ダJCをして攻めるかの2つくらいしか手札が無く、6Aで対空されて勝手に死んでいきました。
そもそも、6Aが対空である、などということを知るのはまだ先の話なわけです。
上に居る相手を落とすには昇龍拳、しか知らないラグナ使いなんて今はまぁほとんど居ないはず。
その時のゼクスは希少な人間だったわけで、投げ抜けのシステムもろくに知らない状態でボッコボコ。そりゃそうなりますわ。

大会に敗北し、違う世界を見せつけられてしまったゼクスは呆然としながら大会をそのまま観戦。
大会終了後の野試合で再度対戦を挑むも、敗北、敗北、敗北……。

その日はなんと一度も勝つことができずに終了。

悔しさが通り越して虚しさに。

「あー、なんで俺こんなにゲームで悔しがってんだろ。馬鹿らしい」

ふと気付いたわけです。
なんで自分はこんなに悔しがっているのか?
生来、自身が負けず嫌いであることは承知の上ではあったけれど、何もゲームでこんなに悔しがってどうするのか。
ああいう場所に集まる人は、本当にゲームが好きなプレイヤーの集まりで、スーパープレイをバッシバシ決められる人しか居られないんだきっと。

とまぁ、このようにやさぐれモードまっしぐら。

暗い夜道を暗い気持ちで自転車で漕ぎ帰宅。
その翌日から、ゲームセンターへ行くことが少しずつ減っていきました。

その”少し”というのはあくまで鳴海基準の少しなので、空いた日数はわずか1,2日程度。



あれだけ悔しい思いをして、所詮はゲーム等と思ったくせしてまたブレイブルーをやりたくなっている。

今思えば、ここでスッパリ辞めていたら、この記事を読んでくれている方や、ツイッターのフォロワーさんと出会うことは一切無かったでしょう。
それほどまでにブレイブルーをやるか、やらないかというのは人生を大きく左右したわけです。

負けた悔しさをバネに、いつものスガイへ。
そこからまたゲーセン行脚を繰り返しているうちに、一つ気付いたことがありました。

ゲーセンによってプレイヤーの実力帯が違う。

今のように、対戦するならここしかない!という感じではなく、点々と戦える場所があったため、プレイヤーはその腕に合わせてゲームセンターへ足を運ぶことができました。
CFでわかりやすく言うなら、文字段位ならAという場所、赤段位ならBという場所、みたいな。
別にお店で制限しているわけではなかったのですが、どうやらそれが自然と構築されていたらしいです。
それに気付いた鳴海は、強いプレイヤーが集まるとされる『マキシムヒーロー』へ再度足を運んでみました。

その頃には、ディバイダーキャンセルディバイダーくらいはするようになり(※良い子は真似しちゃだめだよ!)、コンボも5A>5B>5C>ヘルズ一発目キャンセル>5B>5C>ヘルズファング くらいはやるようになってました。
それでも激安…!

多少なりとも経験は積んだので、いくら強いプレイヤーが居ると言ってもなんとかなるかな?と、大会前の自分に似た考えをしつつ対戦。
すると、何もさせてもらえない。
100円投入して必死にもがいて見せるけど、何もできない。

ここで自分は身をもって知ったのです。
自分がここのゲームセンターで普段から対戦するには早すぎる。

だったら、自分のいきつけであるスガイで一番強くなってからまた挑もう。



自分の実力をしっかり見極めてから目標を立てたゼクス。
さぁ、彼が優勝するのはいつになるのやら。

次回は、家庭用発売編となります。



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